ずっと気になっていた本、アズマカナコさんの
「もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活」を読みました。
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最初に読んで思ったこと
ずっと昔ながらの生活をされており、
「今の時代、本当に珍しい生活をされている」と初めに思いました。
おばあちゃんの知恵のような、何となく懐かしいような
そんな気持ちになりました。
当たり前に家にある、冷蔵庫も、洗濯機も、掃除機も冷暖房機もない。
一見不便そうに思えますが、本を読み進めていくと
とても不便そうな生活をされていると感じませんでした。
むしろ、とても充実し、楽しい生活を送っているように感じました。
というのも、ないならないで、自分の頭で考え生み出していく。
これさえあれば、なんら問題がないと感じたからです。
この生活は、最高のギフトだと思う
今は、どこにでも物が溢れている時代。
用途別に対応した物がたくさんあります。
家電・おもちゃ・家具などなど。
便利になると同時に、それによって生活の知恵というものが
退化して行っているように感じます。
無いのであれば、無いなりの生活の知恵を出し、生活していく。
また、自分より長く生きてきた方の知恵を教えてもらう。
こうすることで、私たちは生活してきたはず。
でも、いろんな物が世に出てきてから、私たちはいつの間にか
この生活の知恵を出さなくていいように、なってしまったようです。
そんな中アズマさんの生活は、
子どもにとって、親からの最大のギフトのように感じました。
「自分で考え、答えを出し、行動する」
これが自然とできる環境ではないかと、考えたからです。
不便さは、人間の頭を活性化させるように感じます。
多分、アズマさんのお子さんは、きっとどこでも生きていけるスキルを
既に自然と、身につけているように感じました。
これって、本当に素晴らしい贈り物だと思うんですよね。
最後に
今の時代の生活がダメ、と批判しているのではないですし、
アズマさんの生活を、積極的に推奨しているのでもありません。
ただ、私は素直に「素晴らしい生活だ」と感じました。
人間の原点の生活ではないか、と考えたからです。
この本に出会えたのも、断捨離を始めたから。
素晴らしい本に出会えたことを、感謝しています。