去年の5月から細々と始めた家庭菜園。
初めてのことばかりで、知らなかったことを知れて
家庭菜園はとても奥が深いな、と日々感じています。
そして今回、やってみたかった
ぼかし肥料作りに挑戦してみることにしました。
ぼかし肥料とは、米糠や油粕などの有機質肥料を原料として
それらを微生物の力で分解・発酵させて作る肥料のこと。
米糠や油粕などの有機質肥料は、そのまま土に混ぜることも可能ですが
混ぜた直後に作物を植えて育ててしまうと
発芽や植物の生育を阻害してしまうので
発酵・分解をしてぼかし肥料として変えることで使います。
ぼかし肥料で使う材料は明確な定義はないのですが
今回私は、米糠と油粕を主体としたぼかし肥料を作ってみることにしました。
今回使った材料は、米糠・油粕・おから・イースト菌
あとは写真には写っていませんが、砂糖とお水です。
分量は米糠・油粕・おからが2:1:0.5くらいの量で
イースト菌は発酵を促すために一袋
砂糖は微生物の餌になるので、大さじ1くらいの量を入れました。
材料を入れたら、水を入れる前にしっかりと混ぜ合わせます。
水を入れてしまうと、固まってしまい
うまく水分が行き渡らないので
まずは材料を全て混ぜ合わせておきます。
水を少し入れて水分が均一に行き渡るように
しっかりと混ぜ合わせます。
ダマになりやすいので手のひらで擦り合わせると
結構綺麗に混ざります。
ぼかし肥料を作る上で一番重要なのは水分量。
理想的な水分量は50~55%くらいと言われています。
大体、手で握って写真のようにまとまり
人差し指で軽く突っつくと写真のように
パラッと崩れるくらいがちょうどいい水分量。
水を入れすぎた場合は、再度米糠を足して調節します。
ぼかし肥料作りには好気性と嫌気性の二つの方法があるのですが
今回冬のため発酵がスムーズにいくよう、嫌気性の方法で作りました。
保温のため、発泡スチロールに袋を広げ
作ったぼかし肥料を空気を抜くため
押しつけながら入れていきます。
この辺りは味噌作りと一緒で
思い出しながら作りました。(笑)
最後に袋の空気を抜きながら口を結び
発泡スチロールの蓋を閉めれば仕込みは完了。
今は寒いので、リビングの片隅に置いておき放置。
大体2〜3ヶ月くらいで完成のようです。
ぼかし肥料の完成の合図は、表面に白カビがはり
匂いは発酵の良い香りがしたら。
逆に黒かびや緑カビなど白カビ以外のカビが生えていたり
腐敗臭がしたら失敗のようです。
今回初挑戦のぼかし肥料作り。
無事完成するのかドキドキではありますが
2〜3ヶ月後が楽しみです。
ちなみに市販でもぼかし肥料が販売されています。
どちらも使いやすくてお気に入りのぼかし肥料です。