先日久しぶりに祖父母の家に行った時驚いたことがありました。
それが祖母が生前整理を始めていたことでした。
モノで溢れかえっている祖父母の家
祖父母の家は一軒家で整理整頓、掃除が苦手なため家中モノで溢れかえっています。
モノが多いことと掃除が苦手に加え、年齢も年齢なのでやはり掃除が行き届いておらず
お世辞にも綺麗な状態とは言えません。
そんな祖父母の家で生前整理を始めていました。
気づいたら少しずつ生前整理を始めていた
正直まだまだモノが多い状態で、床にはモノが散乱していますが
気がつくと大物はちょっとずつ減っている。
あれ、ここにあったタンスは?
あれ、ここにあったブランコは?(私が幼い頃に遊んでいたもの)
あれ、ここにあったドレッサーは?
などなど、ふと見ると今まであった大物がなくなっているのです。
生前整理をはじめたキッカケ
実は数年前に祖母の弟が亡くなりました。
身寄りは祖母しかおらず、遺品整理はほぼ祖母と叔母がしていました。(私は遠方のため協力できず)
祖母の弟もたくさんモノを溜め込んでおり、壊れた冷蔵庫が3台もあったり
その中には腐った食べ物がギッシリ入っていたとのこと。
祖母の弟も一人で一軒家に住んでいたので、ものすごい量でした。
毎日通い5時間片付けを進めていましたが、全部片付いた頃には1ヶ月以上が経っていたそうです。
大物は祖母と叔母だけでは片付けられないので業者に頼み処分してもらいましたが
総額50万円ほどかかったそうです。
これでも安いほうだと思います。
遺品整理・片付けの大変さを身をもって経験した祖母。
「このままでは自分が死んだ時に子どもたちに、私と同じような大変な思いをさせてしまう」と
そこから少しずつではありますが生前整理を始めたそうです。
近くにいるなら手伝いたい気持ちもあるのですが、なんせ遠方に住んでいるのでそうもいかず。
それでも何かできることはないか、と聞いてみたところ
「何もないよ。今は私がしたいからしてるだけだから。」と祖母。
叔母も手伝っているようですが、一つ一つ自分の中で区切りをつけて整理をしていきたいのかな、と思いました。
生前整理の大切さ
年をとってから重いモノを片付けるのは、とても大変なこと。
怪我をする危険性もあるわけですから、動きづらくなる前に少しでもいいから
生前整理を始めることが大切だと感じています。
市の粗大ゴミ回収を使ってもいいですがほとんどは
回収場所に持ち込んだり、運ぶ必要があります。
まだ若い私たちでもその場所まで持っていくのは大変なので、年をとってからは尚更です。
そんな時はお金はかかるけれど、業者に頼むのも一つの手。
生前整理して自分の身の回りのモノを片しておく。
これも残していく家族への一つの愛ではないかと私は思います。